医師のごあいさつと略歴

篠原 聡 院長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当院は全国的にも珍しいリウマチ・膠原病の専門クリニックとして、2007年12月10日に開院しました。おかげさまで2017年12月10日には開院10周年を迎えることができました。これも、当院を信頼して通院を続けて下さった患者さん方のおかげです。また、当院へ患者さんをご紹介下さった医療機関の皆様、重症患者を引き受けて下さった医療機関の皆様には大変お世話になりました。このほかにも多くの方々に支えられて診療を続けることができたと考えております。皆様に厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。


リウマチ・膠原病領域は大きな変革の時代を迎えています。この10年間で関節リウマチを含む多くのリウマチ・膠原病領域の疾患の診断基準(分類基準)が改訂され、早期診断・早期治療が可能となりました。副作用等の問題があるにせよ、生物学的製剤やJak阻害薬の登場により治療も急速な進歩を遂げました。関節リウマチでは従来のような痛みや腫れを取るだけではなく、関節破壊を防ぎ身体機能を保つことが現実的な治療目標となっています。国内外の治療推奨が整備され、(保険上の制限を除けば)世界的な標準治療をどこにいても受けることができる時代です。当院は標準的な診療をタイムラグなく地域の患者さんにお届けすることを目指しています。これからも職員一同力を合わせて研鑽を重ね、目標に向けて努力を続けていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。


当院では、患者さんからできるだけ多くの情報を提供していただいて、診察によって得られた所見や検査結果と合わせて評価を行い、治療計画を立てるという作業を受診の度に行っています。患者さんの立場から見ると、問診→診察→検査結果や治療についての説明の順で診療を受けることになります。当院ではこれらの一つ一つ のステップがとても大切なものだと考えています。リウマチ・膠原病は全身性疾患であるため症状も多彩となり、診療時間がどうしても長くなってしまいます。開院当初、診察時間を初診1時間、再診30分としておりましたが、患者数増加のため現在は再診20分とさせていただいております。さらに非常勤医師退職により通院中の 患者数が当院の診療許容能力を超えてしまったため、2017年4月からは新規患者の受け入れ停止中です。できるだけ早期に新規患者の受け入れを再開したいとは考えておりますが、リウマチ・膠原病は慢性疾患である上に、寛解導入はできても治癒させることは難しい疾患が多く、受け入れ再開のめどは立っておりません。地域医 療を担う医療機関としては大変申し訳ない気持ちです。このような諸事情に鑑み、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

(2018年9月より新患受付を再開しました。)

平成30年1月10日

栃木リウマチ科クリニック
院長 篠原 聡

 

篠原院長略歴

学歴:

 昭和57 栃木県立宇都宮高等学校卒業

 昭和57 産業医科大学医学部医学科入学

 昭和63 産業医科大学医学部医学科卒業

 平成 3 東京大学大学院医学系研究科入学

    7 東京大学大学院医学系研究科修了

職歴:

 昭和63 東京大学医学部附属病院内科

 平成 1 東京都立墨東病院

    2 東京大学医学部附属病院物療内科

    7 国立相模原病院内科リウマチ科

    8 東京大学医学部アレルギー・リウマチ内科

   11 メイヨークリニック客員研究員(米国ミネソタ州)

   12 米国国立衛生研究所(NIH)客員研究員(米国メリーランド州)

   16 東京大学医学部アレルギー・リウマチ内科

   19 栃木リウマチ科クリニック 院長

   20 国立病院機構栃木医療センター附属看護学校 非常勤講師(~現在)

   23 東京大学医学部アレルギー・リウマチ内科 非常勤講師(~平成30年)

資格:

  医学博士、日本内科学会認定総合内科専門医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、

  日本リウマチ学会指導医、日本医師会認定産業医、身体障害者福祉法指定医(肢体不自由の診断)、

  日本リウマチ学会登録ソノグラファー、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医、

  日本医師会「指導医のための教育ワークショップ」修了

所属学会:

  日本リウマチ学会、日本内科学会、日本臨床リウマチ学会

所属同窓会:

  東京大学アレルギー・リウマチ内科同窓会、東京大学物療内科同窓会、メイヨークリニック同窓会、

  産業医科大学同窓会、学士会

研究会世話人など:

  栃木県TNF-α阻害療法研究会世話人(2014年~)、栃木リウマチ研究会幹事(2015年~)、

  栃木リウマチネットワーク宇都宮地区世話人(2015年~)   

 

 

 

 

 

 

 

朝鳥 大介 医師

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめまして。2023年4月から栃木リウマチ科クリニックで非常勤医師として勤務させて頂くことになった朝鳥大介と申します。大学卒業後は東京に残って初期研修医として勤務を開始しましたが、病気や患者様を横断的な視点で捉えていく総合診療に大きな魅力を感じ、出身の栃木県に教育と臨床で有名な総合診療科があることを知り、獨協医科大学病院総合診療科で研修する機会を頂きました。獨協医科大学病院総合診療科では尊敬できる先生方に様々で幅広い角度からご指導を頂き、優秀で信頼できる仲間にも恵まれました。総合診療科として日常診療を行う中で、リウマチ膠原病疾患を考慮すべき状況が多く、リウマチ膠原病をさ らに深く学びたいという気持ちが強くなり、上都賀総合病院と東京都立多摩総合医療センターで診療する機会を頂きました。


上都賀総合病院では、内科をベースとした診療の中でどのようにリウマチ膠原病疾患を診断・治療していくべきか細やかにご指導を頂きました。東京都立多摩総合医療センターでは、地域で最大規模の中核病院としてリウマチ膠原病の専門的診療をどのように患者様に提供していくべきか、非常にたくさんの症例ならびに数々の指導医のもとで経験させて頂きました。全国から研修目的で若手医師が集まる施設だったため、同年代の優秀な医師から刺激をもらいながら日々の診療に励んでいました。


東京に残って診療を継続させて頂くかどうか考えましたが、クリニックや診療所という地域により近いかたちでの働き方を目指して医学部を受験した初心をどうしても忘れられませんでした。そのような経緯で、2023年度から出身の栃木県に再度戻り、院長である篠原先生にご相談し、このたび非常勤医師として勤務させて頂ける ことになりました。


リウマチ膠原病の領域は新薬が次々と出現し、副作用とは切り離しにくい性質の薬剤ではございますが、特に関節リウマチにおいては治療薬の種類は非常に多岐にわたります。関節リウマチという疾患はリウマチ膠原病疾患の中でも頻度が圧倒的に高く、高齢化に伴って今後も増えていく可能性があります。通院してくださる患者 様に少しでもより良い医療を提供できるように研鑽を続けていければと考えております。よろしくお願い申し上げます。

令和5年4月11日

 

朝鳥医師略歴

学歴:
 平成22 栃木県立栃木高校卒業
 平成22 日本医科大学医学部医学科入学
 平成28 日本医科大学医学部医学科卒業

職歴:
 平成28 JR東京総合病院 初期研修医
 平成30 獨協医科大学病院 総合診療科
 令和2 上都賀総合病院 内科(リウマチ膠原病内科)
 令和3 東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病内科
 令和5 さつきホームクリニック、栃木リウマチ科クリニック 非常勤医師

資格:
 日本内科学会認定内科専門医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本感染症学会認定感染症専門医、日本リウマチ学会登録ソノグラファー、難病指定医

所属学会:
 日本内科学会、日本リウマチ学会、日本感染症学会、日本アレルギー学会、日本在宅医療連合学会、日本緩和医療学会、日本サイコオンコロジー学会、

 日本性感染症学会、日本渡航医学会、日本旅行医学会

 

修了した研修:

がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会(PEACE)、本人の意向を尊重した意思決定のための研修会(E-FIELD)、心不全の基本的緩和ケアトレーニングコース(HEPT)、マヒドン大学熱帯医学短期研修、マヒドン大学熱帯医学オンライン研修