リウマチ・膠原病とは?
一般に骨や関節、筋肉など、体を支え動かす運動器官が全身的な炎症を伴って侵される病気を総称して「リウマチ性疾患」といいます。本来は微生物から身を守るために備わっている免疫機構が、自分の組織に反応して傷害を起こすことから「自己免疫疾患」とも言われています。また、傷害された組織を顕微鏡で観察すると膠原線維にフィブリノイド変性と言われる特徴的な所見がみられるので「膠原病」とも呼ばれます。
このうち、関節に炎症が続いて関節が徐々に破壊され、やがて機能障害を起こす病気が「関節リウマチ」なのです。その他、「全身性エリテマトーデス」、「強皮症」、「皮膚筋炎」など数多くの病気があります。
リウマチ科はリウマチ・膠原病を総合的に診るコーディネーター
関節所見のみならず全身の症状に対して相談に乗り、さまざまな診療科と協力して診断・治療を進めていきます。
関節リウマチの発症のピークは40~50歳代
「リウマチ科はお年寄りが行くところ」と思っていませんか?実は若い方にも起こる病気です。性別では女性に多く、男性に比べ約4倍の発症率です。
病名別患者数
2023年当院通院中の方は581名でした。
・関節リウマチ 417
・シェーグレン症候群 23
・全身性エリテマトーデス 20
・強皮症 15
・リウマチ性多発筋痛症 12
・乾癬性関節炎 11
・混合性結合組織病 4
・強直性脊椎炎 4
・回帰性リウマチ 4
・ベーチェット病 3
・その他の膠原病 13
・その他 56
2022年当院通院中の方は573名でした。
・関節リウマチ 411
・全身性エリテマトーデス 21
・シェーグレン症候群 20
・強皮症 19
・リウマチ性多発筋痛 12
・乾癬性関節炎 11
・混合性結合組織病 5
・ベーチェット病 3
・回帰性リウマチ 3
・その他 68
2021年当院通院中の方は583名でした。
・関節リウマチ 413
・シェーグレン症候群 24
・強皮症 18
・全身性エリテマトーデス 18
・乾癬性関節炎 11
・リウマチ性多発筋痛 12
・混合性結合組織病 5
・ベーチェット病 3
・脊椎関節炎 3
・RS3PE症候群 3
・その他 73
2020年当院通院中の方は599名でした。
・関節リウマチ 415
・シェーグレン症候群 23
・全身性エリテマトーデス 18
・強皮症 21
・乾癬性関節炎 13
・リウマチ性多発筋痛 12
・混合性結合組織病 5
・ベーチェット病 3
・脊椎関節炎 3
・RS3PE症候群 3
・その他 86
2019年当院通院中の方は583名でした。
・関節リウマチ 407
・シェーグレン症候群 25
・全身性エリテマトーデス 18
・強皮症 17
・乾癬性関節炎 13
・リウマチ性多発筋痛 12
・混合性結合組織病 5
・ベーチェット病 3
・脊椎関節炎 3
・RS3PE症候群 3
・その他 77
2018年当院通院中の方は569名でした。
・関節リウマチ 407
・シェーグレン症候群 26
・強皮症 19
・全身性エリテマトーデス 18
・リウマチ性多発筋痛 13
・乾癬性関節炎 13
・混合性結合組織病 5
・ベーチェット病 3
・脊椎関節炎 3
・痛風 3
・変形性関節症 3
・RS3PE症候群 2
・線維筋痛症 2
・その他 52
2017年当院通院中の方は629名でした。
・関節リウマチ 427
・シェーグレン症候群 32
・全身性エリテマトーデス 21
・強皮症 20
・リウマチ性多発筋痛 14
・乾癬性関節炎 12
・変形性関節炎 10
・混合性結合組織病 6
・痛風 3
・脊椎関節炎 3
・橋本病 3
・ベーチェット病 2
・RS3PE症候群 2
・その他 74
2016年当院通院中の方は714名でした。
・関節リウマチ 445
・シェーグレン症候群 40
・全身性エリテマトーデス 21
・リウマチ性多発筋痛 19
・変形性関節症 19
・強皮症 18
・乾癬性関節炎 9
・混合性結合組織病 6
・痛風 5
・脊椎関節炎 4
・ベーチェット病 3
・RS3PE症候群 3
・回帰性リウマチ 3
・掌蹠膿疱症性骨関節炎 3
2015年当院通院中の方は769名でした。
・ 関節リウマチ 447
・ 原発性シェーグレン症候群 40
・ リウマチ性多発筋痛症・RS3PE 24
・ 全身性エリテマトーデス(SLE) 21
・ 強皮症 17
・ 乾癬性関節炎 9
・ 回帰性リウマチ 7
・ 混合性結合組織病(MCTD) 7
・ 痛風 5
・ ベーチェット病 4
・ 掌蹠膿疱症性骨関節炎 4
・ 脊椎関節炎 4
・ その他(診断未確定を含む) 180